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コミュニケーションから人生が見える。未来を創る。part1

コミュニケーションに自信がある!という人はほとんどいません。考えてみると、私たちは1歳くらいからずっとお話ししているにもかかわらずです。それはなぜか?私たちは、国語という教科は学んできたけれど、コミュニケーショという教科は学んできていないのです。そう、私たちは感覚と習慣でコミュニケーションを取っているので時には失敗したりします。コミュニケーションの上手い・下手ではなくスキルを身に着けているかどうかだけなんです。

コミュニケーションはスポーツのように鍛える!

 「コミュニケーションが上手くなりたい!」この願いは多くの方が持っているのではないでしょうか?それでは、何故これほどまでに
「コミュニケーションが上手なりたい!」と思っているのか?人は1人ではやはり、生きていけないから・・・上司と部下の関係の希薄化、
「年功序列から成果主義へ」数字だけを追い求める毎日。共稼ぎで子ども達・夫・妻とゆっくりと向き合う時間が取れていない。時間に追われ疲れ果てる毎日の中、良いコミュニケーションが取れず、ストレスやトラブルが起こり、ますます忙しくなってしまうという悪循環が起きてしまっていることもあるようです。でも実は、限られた時間の中で十分にコミュニケーションをとることは可能です。その為には、コミュニケーションの技術を知ることが必要になります。コミュニケーションは、時間ではなく質です。コミュニケーションの質が上がれば同じ時間の中でもストレスを溜めず、トラブルを回避できるようになります。ここでは、スポーツで身に着ける技術のように、コミュニケーションを捉え、練習し磨き上げていくことで笑顔になる、仲良くなれる、信頼関係が築ける、自分の可能性を信じられるようになります。


日本人・欧米人のコミュニケーションの違いは何か?

ここでは、日本人のコミュニケーションタイプを見ていきましょう。実は、コミュニケーションタイプは生活スタイルに大きく影響されています。日本人はに農耕民族であるがゆえのコミュニケーションをとってきました。想像してみてください。太陽が昇るとともに田んぼや畑に出て太陽が沈むまでみんなで耕す。「ゆっくりしたい」と数日間田んぼや畑に出ない日が続くとアッというまに作物は枯れてしまいます。生きていくうえで、規則正しくみんな同じように行動することが必要だったんですね。
 それに対して、狩猟民族の欧米の人たちは太陽が昇るとともに狩りに出かけたとしても、1頭も仕留めることが出来ない日があれば、数頭仕留めることもある。毎日、規則正しく努力してもうまくいかない日があると知っていくんですね。そうすると、自ずと自分と他人のペースの違いに気付き、1人ひとりのペースを尊重するもの、自分も自分のペースを大切にすることが身についていったんです。
 このように、私たちが今使っているコミュニケーションは実は、生活スタイルに大きく影響を受けて出来上がってきたんです。

日本人・欧米人どちらのコミュニケーションを取っていく?

 では、農耕民族のコミュニケーション、狩猟民族のコミュニケーションのどちらのコミュニケーションが良いと思われますか?この質問を投げかけると8割の方(私、調べ)が「欧米型のコミュニケーション」と答えられます。「農耕民族のコミュニケーション」=「仲が悪くならないコミュニケーション」「狩猟民族のコミュニケーション」=「仲が良くなるコミュニケーション」と捉えることも出来るからです。
 この答はズバリ両方をバランス良く使うこと!です。
 「仲が悪くならないコミュニケーション」は例えば、そう深く関わることの必要のない、その場の雰囲気を壊さず居心地よい場を作る時に有効になります。例えば、無意識のうちにご近所づきあいやママ友などといった関係に使っていらっしゃると思います。深く関わりすぎることをお互いに望んでいない場合、一方がどんどん踏み込んでいくと「ちょっと待って!」となりますよね。
 「仲が良くなるコミュニケーション」はもちろん「お互いに深く知りたい」「もっと関係を深めていきたい」とお互いに思っている場合にはとても有効なコミュニケーションになります。

これからのコミュニケーションの取り方は?

 圧倒的に農耕従事者が多かった日本人は、決められた時間に決められたとおりのことを他の人と同じようにやることがとても得意。これは昨年のコロナ渦の中でも証明されましたよね。法的な拘束のない中、あれほどまでにみんなマスクを着用し、外出しない生活を徹底してきました。徐々に緩んではきていますが・・・素晴らしいことですよね。
 ただ、「仲が悪くならないコミュニケーション」は「何を考えているかわからない」と捉えられてしまいがち。相手を想い、相手を傷つけない思いやりのコミュニケーションは時に作り笑顔で感情を抑えていたり、感情のコントロールが出来ること(我慢)が美徳と捉え、自分の意見や考えを表せなくなっている一面もあります。
 これからのコミュニケーションには、皆さん、もうすでにご存知の通り、仲が悪くならないコミュニケーションに加え、欧米型のコミュニケーションも取り入れていくことが必要です。最近は、キチンと意思表示される方が増えてきて頼もしい限りです。特にビジネスの場面では「仲が良くなるコミュニケーション」をとりチャンスを掴まなくてはいけません。多くに方と出逢い、新しい発見や気付き、未来を拓くコミュニケーションを取っていきましょう。

どんな人にも通用するコミュニケーションを!

 これからの時代は、状況に応じて「仲が悪くならないコミュニケーション」と「仲が良くなるコミュニケーション」を含めた多様なコミュニケーションのスキルを使いこなしていくことが必要になります。どちらか一方ではなくアレもコレもと欲張りにならなくてはいけません。日本人は、どちらか正解を選択するという思考癖が身についています。学校教育の中での「正しいものを選びなさい」が染みついているんでしょうね。
 コミュニケーションは自分の過去を見ていくことにもなり、自分の価値観・思考癖までもに気付いていきます。まるで人生を振り返っていくようでもあります。自分の過去だけではなく、嫌な相手・苦手な相手との過去をも振り返ることになります。このことが嫌な相手・苦手な相手とのコミュニケーションのハードルを下げてくれることになります。自分視点だけではなく相手視点に立つことも学んでいくことになります。
 「コミュニケーションが苦手」という方のほとんどは、嫌な相手・苦手な相手とのコミュニケーションを指していると思います。全てのコミュニケーションを苦手と捉えるか一部と捉えるか、視点を変えながら、過去や未来を、そして今のコミュニケーションを見ていくことで私たち自身の未来をコミュニケーションという切り口で創っていきましょう。
次回は、具体的に詳しく見ていきましょう。

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